
引用元 ニュース速報 【DIATONE】三菱電機、カーボンナノチューブ樹脂製スピーカー振動板を開発
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/news/1288008879/l50
1 名前: 湘南新宿くん(茨城県) 投稿日: 2010/10/25(月) 21:14:39.66 ID:TGtyFpyn0
三菱電機(株)は、カーボンナノチューブを樹脂に配合した新材料を開発。
こちらを使用した「NCVスピーカー振動板」を開発したと発表した。
図1:試作された中低音用振動板(左)と高音用振動板〔右)
http://www.phileweb.com/news/photo/201010/shindoban_big.jpg

振動板はスピーカーの音質を左右する重要なパーツ。低音から高音に至る複雑な振動を正確に伝達する
伝搬速度と、共有音や固有音を発しない適度な内部損失が求められる。高音用スピーカー振動板に使用される
チタンやアルミニウムなど金属系素材は、伝搬速度が高いが内部損失は小さい。
一方紙やポリプロピレンなどの素材は、適度な内部損失はあるものの伝搬速度が低かった。
図2:振動板用材料の伝搬速度と内部損失の関係
http://www.phileweb.com/news/photo/201010/graph_big.jpg

この問題をクリアするのが、今回開発された新材料だという。これはカーボンナノチューブと数種類の樹脂とを最適配合したもので、射出成形による薄肉成形も可能。伝搬速度は毎秒5,000m以上で、チタンに匹敵するという。また内部損失も、紙製振動板と同等を実現したという。
「伝搬速度」と「内部損失」を両立させたことに加え、同じ素材で高音~低音用まで様々な大きさの振動板を
製造できるのも、新素材のメリットとのこと。高音用/低音用で同じ素材の振動板を使うことで、
統一感のある音楽再生が可能だという。
Phileweb (10/10/25)
http://www.phileweb.com/news/d-av/201010/25/27134.html