SONY 1000XM3

今年もクリスマスがやってきました。
やるといって放置していたSONYのノイズキャンセルヘッドホン「1000XM3」のレビュー記事を書きたいと思います。
予約して購入したので、約3ヶ月間での使用感レポートです。

BOSEのNCヘッドホンにであって早三年。もはやノイズキャンセルヘッドホンなしの生活は考えられません。
外での買い物に、通院の待ち時間に、日常的な騒音軽減に耳が楽になると脳のストレスつまりは疲れが格段に減ります。
自分は週一での外出がやっとの状況ですが、NCヘッドホンのおかげで外出時間が増やせました。

1000Xシリーズは初代からそのノイズ軽減効果が注目されていましたが、BOSEよりも遙かに重かった
しかしM3になり少し軽くなってNC能力が4倍!これはもう間違いない製品だと思い予約して買いました。

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SONY 1000XM3
化粧箱からしてかなり気合いが入っているのが覗えます。
外の印刷は普通のボール紙ではなくビニールっぽいさらさらした感じのマットな加工が施されていました。

SONY 1000XM3
外の薄ビニールを剥ぎ取ると、ケースから紙の辞書を取り出すみたいにスライドして本体が出てきます。
箱の中身を確認しようとすると真っ先に簡易な使い方が書かれており説明書を見ずともどう使えば良いのかすぐ分かります。
このあたりは日本製っぽいおもてなしの心を感じます。

SONY 1000XM3
箱を開けると繭みたいな専用ハードケースが出てきます。
ケースの表面に貼られているファブリック素材の落ち着きあるテクスチャ感や
ファスナーの取っ手が肉厚のアルミ素材でピンクゴールドのような色をしていて、ケースの細部にまでこだわりが感じられます。
本体はこの中ですが取り出してみると小柄でややずしっと重く感じられました。

BOSEにも似たようなケースが付いてきますが、SONYの方がずっと高級感がありました。
ただ、自分は家ではワイヤーメッシュのフックにかけておくか、
外ではカバンにそのままヘッドホンを投げ入れるのでケースはこのまま元箱へ仕舞いました。

SONY 1000XM3
ヘッドホンのヒンジが90度にかくっと折れて折詰めみたいにコンパクトに収まっています。
空いたスペースには、充電用のUSBケーブルや、電池が切れた時用の有線ケーブル、飛行機用の変換アダプターがスッキリと収納できます。

SONY 1000XM3
ヘッドホンをケースから出すと、下には厚紙がひいてありどうやってケースに収めるのか一目瞭然です。

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さらにハウジングが書かれたR側の厚紙には、操作方法がメモのように書かれています。
このあたりは非常に親切で理にかなっていると思いました。
ただ、1000XM3の操作は難しくないのですぐに覚えられます。

1000XM3
本体。持ってみるとちょっと重量があるかなと思いますが、1000XM2よりもずっと軽く感じられました。
※公式スペックでは20gの軽量化 (M2:275g M3:225g)
色はシャンパンゴールドのようなグレーです。SONYではプラチナシルバーとありますが、早い話がちょっと煌びやかなグレーです。
ワントーンのリッチなグレーのボディは一体感があって、フラットなデザインに感じられます。
デザインに主張が少ないので場所や服を選ばずどこでもつけていけそうな雰囲気です。

1000XM3
イヤーパッドもヘッドクッションも高級ソファーのように柔らかく肌触りがとても良いです。
初代機から問題だった装着感は大幅に改善されていると言って良いでしょう。
まず頭頂部のクッションが厚くなっておりしっかりと役割を果たしています。
イヤーカップは思っているよりも深く入り内側の布も耳への負担が少なく優しい造りです。

ヘッドパッドは交換が難しく、イヤーパッドも結構お高いのでクレのポリメイトを軽く塗っておくと良いでしょう。
ヘッドホン専用カバーなどの保護製品は1000XM3のデザインを損なってしまいますし、機能的にもいまいちです。



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SONYのロゴのしたにかぽっと空いているのがマイクです。左右にあります。
ここから、ノイズキャンセルのための測定や外部音の取り込みを行います。

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このヘッドホンのある意味最大の弱点と言える、装着したときの外観ですが、
ハッキリと言って、ポータブルヘッドホンの中では酷い部類かも知れません。
まずイヤーカップに厚みがあるので頭から左右のハウジングが大きく飛び出します。
白系は膨張色ですので顔が大きい人やヘッドホンしているのが恥ずかしい人はシルバーよりもブラックをオススメします。

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アジャズターは滑らかにカチカチと気持ちよく動いてくれます。このあたりの軋みなどは今のところありません。
延長部の素材もヘアライン加工がなされており、後々ゴミをカンで傷が付いても気にならないようなデザインかと思います。

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スイッチ系統です。
R側には充電用のUSB-Cのポートが一つとLEDランプがひとつだけです。
L側には有線で聴くときのジャック、電源ボタン、ノイズキャンセル・アビエント切り替えボタンがあります。

電源ボタンを長押しでスイッチが入り自動的にスマホやタブレットとペアリングされます。
ペアリング作業は基本的に一度済ませてしまえばあとは電源を入れて右側のハウジングをポンポンとタップすると音楽が再生されます。
ただ、起動時間に少しのラグがありノイズキャンセルが始まるまで、音楽が聴けるようになるまですこし待つ必要があります。
また電源を切るときも電源ボタンを長押しして「Power!OFF!」です。
BOSEのQC15を使っていた感じでは、スイッチをパッチンと入れるだけで瞬時に起動シャットダウンしてたためにすこしストレスです。

起動したあとに電源ボタンを一度押すとバッテリー残量を迫真の声で知らせてくれます。
公式スペックでは30時間の連続再生が可能とのことで、たまに使う分には1ヶ月に一度充電すれば良い感じで運用できています。
バッテリーは非常に良く持ってくれます。買ってみて安心した点です。
加えてバッテリーが切れても有線に切り替えられるので音楽だけはいつでもどんな状況でも楽しめる感じです。
また付属のケーブルは表面に溝が掘ってあり絡まりにくくタッチノイズが少ない優秀なケーブルです。
もしバッテリーの充電を忘れてもたった10分の充電で10時間動作してくれます。


右側のハウジングはタッチして操作ができます。
曲の再生、停止、電話に出る。音量を上げる下げると基本的なことはもちろん
手のひら全体をハウジングに乗せると周囲の音を取り込んで聴く「クイックアテンションモード」があります。
これが面白く、音楽の再生が小さくなって周囲の音がクッキリと聞こえます。
あまり必要ない機能に感じますが、1000XM3では片耳のカップを外して聴くとずれ落ちやすくなるので
咄嗟に外の音を聴きたい場合はクイックアテンションモードが便利で面白いです。
未来ガジェットみたいですこしワクワクする機能です。SONYらしさを感じます。
ヘッドホンを外せと言われたらまあ…そっちのほうが早いし確実でしょう。

■ノイズキャンセル性能レビュー
はじめに書いておきますが、最強です。スペック上ではノイズキャンセル性能が4倍になったと謳っていますが、確かにそのくらい静かになります。
どのくらい静かかと言えば、BOSEのQC15と比べるとBOSEが電源が入っていないのかと勘違いするほどです。
駅前の雑踏でも家電量販店の騒音の中でも静かです。
音は完全に消えることはありませんが、音楽をかければ完全にマスクされて外の音が全く気にならなくなります。

特筆すべきは、これまでで最も難しいとされてきた人の話し声が静かになっていることです。
人の声は完全に消えることはありませんが、子供の金切り声が!BBAの話し声が!
渋柿からシブを抜いたみたいにまろやかで嫌みのない音にコンフォートされました。
子供が泣きわめく病院の待合室では必須アイテムになりそうです!!!

これもそれもソニ-の新型チップの恩恵でしょう。


音を消しすぎる1000XM3には、周囲の音をどれだけ取り込むかを専用アプリにて設定が可能です。
この設定は、車や電車での移動、歩いているとき走っているときなど自動的に場面を検知してくれて
その場面にあわせたノイズキャンセルと音の取り込みを行います。
ノイズキャンセル力を常に最強にしていれば良いというものではありません。
安全性もそうですが、やはりノイキャン特有の耳の圧迫感が少なからずあるためです。
このノイキャンパワーの設定もさくっと簡単にできるため、1000XM3の活動範囲はかなり広いと感じます。

■装着感
BOSEと比べると重くちょっと尖っている感じがして残念ながら装着感ではBOSEには勝てませんでした。
ノイズキャンセルの快適か、装着感の快適さかどちらかを選ばなければならないようです。
ただし、M2と比べると明らかに装着感やずれにくさは向上しており、確かに進歩しています。

アジャスターを延ばしてやると装着感がかなり良くなりますが、イヤーカップが重くがくっと下を向くとずれるようになります。
ふかふかになったヘッドパッドもまだ接点が小さく多少の圧迫感はあり、長時間の装着はやはり疲れました。
もしM4がでるのならNCの性能よりもこの重さをどうにかして欲しい
なによりバッテリー駆動時間は24時間程度で十分な気がします。

■音質とワイヤレスヘッドホン
一言で言うなら、SONYのヘッドホンらしいドンシャリとしたサウンドです。
ソリッドなやや冷たい低域にすこしの照りを感じるボーカルが印象的です。

多くの曲で低域過多であることが気になりますが、専用アプリでイコライザーとクリアBASSの設定が出来ます。
自分はクリアBASSを切ってイコライザーで400Hzをすこし下げました。
それでもまだ低域がうるさい感じがしますが、雑踏に出ると丁度良い量に感じられます。
低域は音のマスク効果が高く、クリアBASSを上げれば上げるほどノイキャン性能は変わらずとも周囲の騒音が気にならなくなります。
加えて、5つのサラウンドが設定できますが、どれも低域がブースとされれ音が不自然になるのでOFF推奨です。


iPadにペアリングして聴いていますが、ハイレゾ級でなくても十分な音質に感じられます。
音楽がきこえる方向選べますが前方を選ぶと若干の無理矢理感はありますが、前方にスピーカーがあるような雰囲気で鳴ります。
4万円のヘッドホンとして聴けば確かにかなり音が悪いと言えるかも知れません
しかし、同価格帯のヘッドホンを駅前の繁華街で鳴らしたら1000XM3が圧倒的に良音質にきこえるはずです。

また今のところ接続がブツブツ切れるようなことにはなっていません。

しかしながら、ノイキャン性能もそうですが、ワイヤレスヘッドホンは素晴らしい。
SONYの1000XM3が1台目の本格的なワイヤレスヘッドホンでしたが、
ケーブルと繋がれずにヘッドホンで音楽が聴けるというのはこんなにも開放感があってこころが満ち足ります。
もう動画編集やらゲーム以外では有線のヘッドホンが必要ないと思うほどです。

ワイヤレスとNCの組み合わせはとにかく相性が抜群に良く
時にイヤーマフのように音を防ぎ、時に音楽を聴き、ヘッドホンが自由になった瞬間を垣間見ました。

■SONY 1000XM3総評
SONYのデジタル技術の結晶のようなヘッドホンです。
SONYらしさを感じる面白さもある製品。ハウジングのタッチでの操作は簡単で楽しい。
クイックアテンションモードなんて遊び心のある機能が面白い。

ノイズキャンセル性能もそうですが、専用アプリでの設定はこれからのデジタルオーディオの可能性について考えさせられます。
もちろんまだまだ改良の余地はありそうですが、十分に実用的で楽しめる内容だと思います。

予約で買った4万3千円はかなり高いと感じましたが、
使っていくうちに外出ではもう手放せないアイテムであり代えの効かないただ一つのヘッドホンになりました。

バッテリーがいつまで使用に耐えるのかすこし不安だったり
やはり装着感、重さが少しネックだったり完璧ではありませんが、
今まで買ってきたヘッドホンの中では断トツで使用頻度は高くQOLを高めてくれました。

1000XM3かなりオススメです!!!

それでは良いクリスマスを!!




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